かつてのキレる17歳が起こした少年事件と弁護士

いつだったか、一時「キレる17歳」という言葉が流行った時代があった。
10代が起こした凶悪な少年事件が続いた事が原因で、一種の流行語にもなっていた。
当時はかなりショッキングなニュースとして報道され、テレビでは弁護士だの心理学の専門家だのがいろいろとコメントを出したりもしたものだ。
あの頃から「キレる」という言葉もメジャーになってきた気がするが、当時の事件では受験などでストレスをため込んだ少年が一気に不満を爆発させるような傾向があったように思う。
実際、重大な事件を起こしたのもごく普通に見える少年たちで、暴走族のようないかにも悪そうな連中ではなかった。
その点で特に意外性があったせいか、繰り返し大きく報道された事でその年代の少年全体が危険といった風潮さえ生まれてしまっていた。
確かに、他の少年事件を見て自分も事件を起こしたという例もあってこれはもはや理解不能、たとえどんな有能弁護士をつけても擁護しきれないだろうといった印象を与えていたことも間違いないが。

悪ふざけの延長で起こる少年事件が弁護士の出番を呼ぶ

最近では昔ほど10代がキレるというような話を聞かなくなった気がするが、10代の少年がいろいろと事件を起こしている事には特に変わりがない。
昔と比べて少年事件の件数がどう変わっているかは分からないものの、最近の傾向としては「悪ふざけ」が過ぎて事件になってしまうケースが多いように思える。
飲食店で不衛生な行為をしたり、敢えて犯罪行為を犯して自慢した事が公になって警察や弁護士が動いた事もあったが、あれは個人の情報発信がたやすくなった事が原因だろう。
最近はインターネットやスマートフォンで子供でも世界中に情報をばらまくことができる。
それまでは仲間内だけで収まっていたものが、安易にネットへ投稿することで収拾がつかなくなってしまう。
これは当人たちの危機感や倫理観の欠如とも言えるだろうが、そういった情報機器が当たり前になっている世代だからこそ、という気もする。
今は少年事件専門の弁護士もいるという話だが、安易にやった事が重大な結果を招く以上、子供にはネットの危険性を十分教えるべきだろう。

便利さが作り出す少年事件に振り回される警察や弁護士

ところで、販売業をやっている知人も言っているが、最近はなまじ携帯など便利なものがあるせいか、本当にちょっとした事ですぐにクレームが入るらしい。
店や商品について気に食わないと本部にメールが行く事もよくあるらしく、戦々恐々だとか。
同じように、些細な事をすぐに警察に通報する場合もあるようで、例えば若い連中が少し夜中に騒いでいただけでも即座に警察を呼ばれかねない。
昔なら看過したような事でも誰か一人が連絡すればそこで少年事件が成立し、やれ警察だやれ弁護士だという騒ぎになってしまう。
やはりこれも、携帯という便利な道具があるから起こる事に違いない。
クレームにしても、わざわざ電話で相手と話さずともメールを使えば自分の不満を言いたい放題できる。
これはもはや便利すぎて我慢が利かなくなっているという状態で、中には何かあればすぐ通報してやろうと構えている連中もいるようだ。
そういう相手にかかれば、たとえ子供が起こしたイタズラでも少年事件と言われてしまい、弁護士を立てての裁判沙汰にもなってしまう。
少年事件に詳しい弁護士一覧
昔は「キレる17歳」などと言っていたものが、いつの間にか「キレる大人たち」にすり変わっていなければいいが。

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